2008.06.04 Wed 20:20
隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS
どうせなら敢えて先に元祖を見ることはせず、フラットな状態で見ようと。
そして、先日リメイク版を見てきましたですよ。
想像以上に中島節でしたなあ。
ヒーローとヒロインの構図や侍と山の民の関係。宮川大輔演じる新八のキャラは『朧〜』のサダヲ演じるキンタをずーっとしたたかな食えないやつにした感じだった。
もちろん中島さん及び新感線が黒澤映画やそれに影響を受けた劇画などの影響下にあることは承知してて。そういった予備知識とか背景を知らなければ、ほんといつもの新感線ぽかった。それゆえに、映画というメディアより舞台で見たかった……と。
監督の得意分野でもある最新技術で映像化・具現化された砦や戦闘シーンはスケールがでかい。迫力ある。それこそ映画版『阿修羅城の瞳』なんかとは比べ物にならないw けど、「ほ〜すごいね〜」それだけなんだよな。あくまで個人の感覚ですが。
状況やディティールが見る人の創造力にゆだねられる舞台というものは、受け手も脳や神経や感覚をフル回転させているのかも知れない。それにプラスして『生』の臨場感。同じストーリーであっても、舞台のほうがグッときたんだろうな〜、「うおおお〜!!!」というえも言われぬ感情の高まりが大きかったんじゃないかなあ、と感じちゃったのね。
そのあたりは好みの問題なんだろうけど。自分は、映画であればむしろ最新技術を駆使したものよりも人力でかなり無茶なことをやってる昔の作品にエネルギーを感じるのかも知れない。それはなにも大作だけでなく、たとえば今見るとチープな背中のジッパーまるわかりな特撮モノであっても。
最新VFXだってそれを作るのは人あってのもの。時間や予算や労力はものすごくかかっているんだろうけどね。手法の違いだけなんだろうけどね。
今度はぜひ黒澤版を見てみたいと思います。
| 映画 | Permalink | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑


