FC2ブログ
  • 2021.07
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • 2021.09

OLD | PAGE-SELECT | NEW

≫ EDIT

InoueKabuki Shochiku-mix 蛮幽鬼

蛮神像蛮幽鬼ポスター

10月17日(土) 昼の部を観る。

初の演舞場3階席。まずその高さに驚く。舞台の天井より高いよ! 残念ながら、いや、この価格なら当然か、花道はまったく見えません。けど、舞台自体は思ったより近い。感覚的には武道館とかあんな感じ? ぱっと見で舞台全体が見えるし、ぐるぐる回る転換時など壮観!

実は今年の新感線には正直あまりピンとこずでして。新感線公演ではないけれど、いのうえ演出ってくくりで『リチャード三世』、ネットの書き込みは現代の呪い(てなことを武田鉄矢も自身のラジオ番組で言ってた)や、衣装のイメージがサイケな60’sロンドンとか、演出意図はわからんではないんだけど、果たして効果的だったかと言えば疑問…。だったり、『蜉蝣峠』は『メタルマクベス』が凄く良かったので初のいのうえ歌舞伎 by 宮藤さんもそれなりに期待はしていたもののやはり食い合わせが良いとは思えず(おポンチや原案ありの脚色ならまた見てみたいけど)。てな具合で、ああ、自分の感覚と新感線が合わなくなってきたのかな…なんて考えがちらっとよぎったり。

そんなところでこの『蛮幽鬼』。こ・れ・は・!!
おおお、これぞ観たかった新感線! つっこみどころとかないわけじゃないのだけど、力技でおりゃーっと(笑) 有無を言わせぬ勢いでぐんぐん引っ張られていくこの感じ!!

↓以下内容含みつつ感想の続き…


上川さんはやっぱりすごいわー。最近のテレビドラマでは(イケパラとか赤鼻とか)上川隆也の無駄遣い(笑) 感がひどかったけど、久々に本領発揮。熱演熱演また熱演! 冒頭の爽やかなまっすぐな青年から苦悩、復讐の鬼、鬼になりきれない、空虚。全身全霊でぐんぐん舞台を引っ張って行く。ペナン最期のシーン、聖子さんの熱演とも相まって涙してしもうた。花道見えないのに! ただし、あの歌はずっこけた(笑) 台詞の声量と歌のそれとは大違いで。今回劇中で歌うのってここだけじゃん? 無理して歌わなくても…と、思ってしまった。

そして、サジですよ! 堺雅人といえば(・∀・)ニヤニヤ、(・∀・)ニヤニヤといえば堺雅人。完全に当て書きなのだろうけど、それにしても中島さんのこの設定の上手さはなんだろう? はまり役をそれ以上に膨らませる堺さんも凄い。サジの世界観は完全に自分中心。それは現代の自己中犯罪者をも思い起こさせる不気味さで。しかし、中島さんの書く2枚看板主役の2番手ってなんておいしい役なのか(笑) 『アテルイ』も堤さんの田村麻呂がすごく良かったけど、このサジもどうしようもない悪魔だというのになんと魅力的なことよ(笑)

この二人の関係性がキモなんだろうな。無実の罪で陥れられた土門。『朧~』の主人公ライも悪党だが、迷いなく、悪まっしぐらって感じでいっそ清々しい。が、この土門は復讐鬼とはいえ苦悩し迷い、とりあえずの復讐を果たした後も空しさが残る。復讐や恨みにがんじがらめになり結果振り回される。その土門を操っていたのがサジ、ある意味純粋な天然悪魔。

稲森さん。映像の世界では義経の常盤御前のあたりから化けた感はあったのだけど、舞台ではどうだろう? って正直まーったく期待していなかったのだけど、すいませんでしたー。儚さと凛々しさと併せ持つ。

早乙女くんは恐るべき若者だわ。これまた当て書きのはまり役なのだろうけど、伊達に劇団しょってない。妖艶な舞と流麗な殺陣を堪能。台詞まわしにちとぎこちなさは感じたりしたけど、そこが良くなればすごいことになるやも。

劇団員の皆様方、じゅんさんはもう毎度のことながらフリーダム(笑) まさか演舞場で一足先にコールアンドレスポンスやることになるとは(笑) いや、このあと日比谷野音のライブを予定してたので。粟根さんはザ・小悪党。空麿こっすいわー。でも哀しい男よのう。『五右衛門ロック』のガモー将軍が珍しく裏切らない忠義の人だったので、なつかしうれし。聖子さんはおもろくて色っぽくて美しい…。ペナンの最期にもらい泣き。そして大君ー! ある意味いつもの新感線の高貴な王なのだけど、やはり素敵ラブリーすぎる。右近さん痩せたな…。


悪い奴がごろごろ出てきたお話でしたが、実はいちばん恐ろしいのは惜春だと思った。まさかのすべてのことの発端、黒幕だったとはね…。
関連記事

| 演劇 | Permalink | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://hyou2.blog42.fc2.com/tb.php/748-e2a57780

TRACKBACK

OLD | PAGE-SELECT | NEW